福島の酒蔵をひたすら回る旅 序章

福島ひとり地酒巡り 6/23

6/23 少々フライングし福島の蔵めぐりをしてきた!向かった蔵は全5軒、ビール工場は1軒!折りたたみ自転車を輪行してレッツごーですぞ

ちなみに昨日6/24から県の主催で「福島酒蔵めぐり スタンプラリー」がスタート!

僕が行った日は一日早く、スタンプ押してもらえなかったんだけどww 福島に来るときは要チェック!イベント概要はこちら↓

福島酒蔵めぐり スタンプラリー 2017がはじまるぞ~!!

さて、1軒目は県外でも有名なここから

1軒目 大七酒造

福島県は東北本線「二本松駅」から自転車で15分ほど激動の上り坂をのぼり下ったところにある(主観的、非常にアバウトで申し訳ないが詳しくはググってください)大七酒造株式会社。本社でかすぎてビビる。博物館か!

さとし「あのお、アポとかとってないんですけど、見学とかできますか?」

「申し訳ないんですが予約の方のみになります。しかしせっかく来ていただいたので簡単ですが説明させていただきます」

さとし「あ、、、まじすか!」

大七さんは予約以外は一切見学を受け付けません。きっちりしてます。お願いすれば。。。という私みたいなのははじかれます。しかし、それでも口頭でしっかり大七について語っていただきました。

「新酒の取り扱いは他の酒蔵より少ないんです。それはじっくり寝かせ時間をかけることで味わいの深さを出すんです。また「現代の名工」で、杜氏(製造責任者、酒造りの集団の総称)と精米の者が二人選ばれました。」

おしゃれな外装の本社。こんな大きな本社で何してんだろう

大七酒蔵所有の精米工場。扁平精米という特殊な精米方法をとっており日本酒造りに最も適しているそうです。いや、精米でこのでかさ

奥に見えるのは清酒タンク。蔵はその奥にあります。蔵付き酵母がいるので外装は新しくても創業からここでつくってます。

「次回はぜひ予約してから来てくださいね。ちなみに冬には日本酒の仕込をするんですが、見学ができません。杜氏に作業に集中してもらうためです」

すごいこだわりっ、社長の頑固感伝わってきます。

大七サイトより)

おうふぉっ

2軒目 檜物屋酒造店

さとし「あのお、、、蔵みにきたんですがあ。。。」

「どうぞ!案内しますね~」

さとし「まじすか!!!」

二本松駅前徒歩1分にある檜物屋酒造店。いやあ、快く見学させていただけてうれしかった。。。大七で日本酒の蔵ってこんな感じの頑固ものかあってレッテルを張りかけたから

日本酒が眠ってます。外はかなり熱い日でしたが蔵はひんやり。

ここで米をふかす

がらんとした蔵。仕込みは11月-4月。この時期は作業は瓶詰とかが中心です。

濾過機

プレス機。佐瀬式という、これでしか出ない味があるそうです。新潟で見たのは横からプレスするタイプですが、これは縦に。かなりねんきもの。

「ここでは地元で愛される千功成という日本酒を作っています。ほぼ地元で消費されるんです。一番ここ(地元)で人気の酒は実は普通酒なんですよ!冬の仕込みの時期にぜひまた来てくださいね!」

気の利いた酒は例えば純米大吟醸だったりする。しかし、デイリーに飲む酒ってそうじゃなく、一升瓶に入った一番オーソドックスな普通酒なんです。いつでも気兼ねなく飲める毎年出来を楽しみにしてもらえる酒、まさに地元に愛される地酒を造る檜物屋酒造店でした。しかし名前が覚えにくいww

3軒目 アサヒビール 福島工場

工場見学後ビールを三杯無料で試飲できるアサヒビール工場。自転車だから酔っぱらったら運転できないなあはははと思いながら、やっとこさ到着。東北本線「五百川駅」から自転車で5分

資本の力に圧倒される。でかすぎる、ってか自分が小さすぎるのか、ははは

見てくださいこれ、なんか悪いことした僕???あ、自転車で来たから?見てたの????こんにゃろう!!!!!!!

のんきに自転車で来たのを見つかったせいで真っ先に受付でこのカードを渡された。この屈辱。禁酒法。ああ、信じられない

資本の力。

みんながビールで盛り上がるなか、わたしはというと

ドライゼロでやけ酒wwwwwww

案外おいしかった。

3軒目 大天狗酒造

本宮駅前徒歩一分のところに大天狗酒造はあります。レトロな煙突が素敵

ここでも快く蔵の中を見せていただきました。

「この時期なので何もないですが、、、、どうぞ。。。」

というように案内されたんだ、観光客にとっては何もなくて十分です。それがいいんです。

案内してくださったのは、僕と同じくらいの年の女性(たぶんw)。実は日本酒の作り手でございました。芯の通った感じの女性でした。日本酒造りの人ってなんか、、、かっこいい。

瓶詰のライン

檜物屋さんでみた佐瀬式と同じ原理で米から液を上から絞る装置。万力で2トン。

決して大きな酒造ではありませんが、試飲させていただいたお酒は非常においしかったです。手作り感がいいんですよ。なんというか、アメリカのアンカースチームブルワリーを思い出します。

「小さいことはいいことだ」

大きくなりすぎると、商業的になる。地元で楽しんでもらおうという発想にならない、というかなれない。そうするとますます万人受けでつまらなくなる。お客は目の前の一人なんですよ。

(しかし、そんなアンカースチームも日本でどこでも買いえるくらいでかくなったのでしたとさ)

お姉さんとはお互い酒造り頑張りましょうといってさようならでした。次回来た時は仕込みの時期かな。一緒に飲んで語りたい!!!!(ちなみにブログやってらっしゃいました。こっそり拝見しましたw)

4軒目 奥の松酒造

もう有名ですね。看板どーん

大七とは違い「まあ一人なんでいいですよ~。ほんとは予約必要なんですよー」といいながらしっかり工場を案内していただきました。原酒はまた別のところで作っているそうです。工場の作業は分業。スパークリング日本酒を詰めてるとこでした。

火入れするウォーマー。プールか

もう工場感ありすぎ。箱詰めも機械

 試飲。これだけ出てくるとさすがに酔っぱらう。申し訳ないので一本買いました

5軒目 金水晶酒造

松川駅より自転車で10分ほど

我が福島市の唯一の酒蔵です。過去には数軒あったらしいんですがね。

蔵見学はできません。

試飲は通常はやっていませんがイベント期間中はいっぱい100円でできます。その昔はまずい!と有名だったらしいんですが(父情報)、今や鑑評会金賞の銘蔵です。純米吟醸を買って飲みましたが、すっきりして非常においしかったです。
やんちゃボーイの私は翌日仕事にもかかわらず、この後テニスしにいきくったくたで帰ったのでした。そんな一日でした。
アポなしにも関わらずたくさんの方が熱心にお話をしていただき、非常に勉強になる一日でした。福島県民のあたたかさというと安い言い回しですが、優しい方ばかり。もっとたくさんの人に会いに行って福島の魅力を感じて、発信していけるようにしたいなあと感じました。

ってか地酒って結局なんだ??

ちなみに、漠然と疑問に思ったことがある。

地酒(ぢざけ)とはなんなんだ?

「その地方で作られたアルコール飲料」wikiより

とある。

 

ってか、地酒って「ぢざけ」で予測変換されないんだけど、「じざけ」なの?「ちのさけ」だから「ぢざけ」だよね?間違ってる?

さて、そんなことよりはなしを戻そ。
「その地方で作られた」って、そりゃどこか地方では作られるわけであって、大手だろうがホームブルワーだろうが、それは地酒ということになる。キリンの一番搾りの「●●作り」ってのも、なんか地酒感出して、工場によって味違いますよ〜ってアピールしてるけど、もともと均質なものをつくるのがウリな大手が同じ一番搾りをつくって味を変えたらまずいわけで、あれは、一番搾りではなく、一つの地酒って捉えていいんでしょう。「仙台作り」とか、普通入ってないはずのコメ入ってるし。

教えたいけど教えたくない

檜物屋さんとか大天狗さんとか行った時、地元で主に消費される酒であることを知った。
「地元で愛され、地元の人に楽しんでもらえる酒」
これこそまさに地酒といって間違いない。
しかし、そうなるとばんばん県外に売りさばく、奥の松、大七さんはどうなるんだろう。たしかに昔はもともと地元にに愛される小さな酒造であったはずだ。それがどんどん大きくなっていっていつしか都会の色に染まった古き友人みたいになってしまったのだが、それってのはある日を境に変わってしまったというのか。
いや、それでいいのだ。いい酒はたくさんの人に飲んでもらって、興味を持つ人を増やすのがいいのだ。それでいいんだが、なにか引っかかるものがある。
何かこう、隠し子みたいな、手塚治虫の漫画「奇子」の、いてはいけない子を地下に閉じ込めて、世間の日の目に当たらないまま育ったなまめかしさみたいなのを独り占めする感覚というか、教えたいけど教えたくないみたいな、タブーさが真の地酒にあって「俺たちの酒」みたいなのが地酒の楽しさなのかもしれない。
ここ福島にはまだそのような「俺たちの酒」は残っている。そして残していかなきゃいけない。情報社会の波に無理やり乗る必要はない。mediaに載らないリアルがそこにあるはずだから。
satoshi

Author: satoshi

日本のクラフトビールは素晴らしい。地産地消なんて言ってられない!

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